古代エジプト展

15日お盆休みの最終日、ちとさんと六本木、森アーツセンターでやっている「古代エジプト展」に行ってきました。

死者の書」で読みとく来世への旅となっています。


↑口あけの儀式


古代エジプト人は現世が「仮の世界」で死後、自然界の営みと同じく復活・再生
<太陽は沈むがまた日が昇る、植物は枯れるがまた翌年咲く等々>
すると考えられて、再生後は永遠の命を得ると信じていた。。。「古代エジプト人の死生観」です。

死後、復活を信じてミイラにされます。
本物??のミイラが展示されています。死者を入れるお棺も人型やBOX型もありましたが中までびっしりと絵や文字が書かれています。
そして口あけの儀式
これは「死者の書」から見るとミイラが立たされ口あけの儀式で使う器具?で食べ物を食べさせます。
この儀式により精霊バーとカーが死後食べる事に困らず、魂が現世と来世を行き来する事ができるのです

そして冥界へ旅立ち
死者は冥界に旅立つのですが、これには様々な危険や困難が待ち受けています。それを助けてくれるのが200に及ぶ呪文です
この呪文が「死者の書」に書かれています。

そして最後に審判があり
オシリス神の前で死者の心臓が天秤に掛けられます
古代エジプト人は、心臓は思考や感情などを司る大事な臓器と考えられ心臓だけはまたミイラに戻すそーです>
天秤が釣り合わぬと有罪として怪物アメトミに食べられ二度と再生はないとの事

無事審判を通過できたら
復活・再生して「イアルの野」で生前と同じよーな生活ができる
みたいです

以上のよーな事が(大変大雑把な説明ですが)文字と絵で書かれているのが「死者の書」で今回の目玉が全長37メートルの
「グリーンフィールド・パピルス」と呼ばれる世界最長の巻き物です
グリーンフィールドは寄贈した方の名前とか。。。
寄贈たって墓から持ち帰ったんでは???

知らない事ばかりでとても面白かったです。
多分、旅好きならエジプトは一度は行ってみたい国と思われますが。。。わたしなんぞもそのひとりです。
いつか行ける日を願って。。。。

私が買ったお土産のひとつ
ピラミッドを振り儀式のよーに金粉舞いあげ
「エジプトに行けますよーに」とツタンカーメンにお祈りします。

そんな次の日、イオンの電化売り場でたまたま
「世界の果ての日本人。。」とか言う番組でエジプトのオアシス温泉おかみとかやっていたので
つい見いってしまったのですが
中盤、ホテルの敷地の地下に入って行くシーンがあり。。。そこはお墓なのですが。。。
同じ様な壁画と文字が。。。そしてオシリス神が描かれていました
なんだかテレビだけど自分が行ったよーな錯覚なのか感動してしまいました。。

なんか凄いですね〜エジプト人って。。3千年くらい前なのでしょうか????
時を超え現物が色あせる事無く目の前にあるって事が。。。