備えあれば憂いなし。。。

会社で手動式の懐中電灯+ラジオ+アラーム+携帯の電源になる物が
配布された。

なんかこんなのいらないと思ったけどクルクル手動で回してライトがついたり、ラジオが聞けたりしたら「あらこれは便利」と結構気に入ってしまった。

備えあれば憂いなしって所ですか

今回の台風も大きな被害が出てできる事なら防災グッズのお世話になりたくない。
<なんて何の用意もしていないけど。。。以外皆様もそーじゃない>

なかなか自分の身に起るって考えないよねーきっと。


★あの日の記憶★

あの日は雪が降っていた。数日前にも地震があり「またか」と言う印象でした。ところがどんどん揺れが強くなり屋根が落ちてきそうな凄い音なので空き地に逃げたけどすぐ停電となった。
防災無線も鳴りっぱなしでラジオが津波と言ってたけど事務所は海岸から
500メートルも離れているので避難しませんでした。

地震から30分。「ヤバイ」と同僚が走ってきました。外を見るとトレーラーと同じくらいの高さの波が押し寄せ、一瞬で腰の高さまで水位が上がり倉庫の中二階に上がろうとしたのと同時に大量の水が。。。
無我夢中で中二階へ上がった時は腰から下が水浸しでした。

16時を過ぎるとさらに雪が強くなり、水位も上昇
中2階から人が乗った車が流されていくのが見えました。
当日の気温はマイナス2度、石油の臭い、余震、水圧で軋む壁、暗闇で見えない水位。水に飲み込まれる恐怖と闘いながら朝まで過ごしました。

翌朝9時ころ胸までつかる水の中でお昼頃営業所を出てみたが足元は見えず何度も転びそうになった。
トラックは横転、中古販売店にあるはずの車は全て流され建物は鉄骨だけ
残っていた。

避難所は人であふれ入れない。途中知人と偶然出会い「家へ」と言ってもらった。
蒲鉾とぶどうジュース。震災後最初に口にした食べ物でした。
疲れでなかなか喉を通りませんでしたが初めて安堵した瞬間でした。


これは私のグループ会社の方の当時の記憶です
抜粋して少し改ざんしています。

自分の体験だと考えると怖いですよね。 

被災した訳ではないですが。。。
生かされている命についてちょっと考えたらいいのかも。。。